コロンブスの卵
生み出す悩みの「コロンブスの卵」と言う諺があるが…。周りの人に新大陸の発見は誰でもできると中傷されたコロンブス。そこでテーブルの上の卵を一個取って、この卵をテーブルの上に立ててみなさいと言ったが、誰もできなかった。そこでコロンブスは卵の尻をコツンと潰してテーブルの上に立てて見せた。そして新大陸の発見も同じだと言った。何事も最初にやる仕事は大変であるような気がする。
戦国の世、信長の悪い面をカットし、良い面をよく学び、また秀吉の天下統一の良い面をうまく利用して、二人の生き方をよく見つめよく学び徳川二百七十年の基礎を築いた家康であった。
いつの世も、誰かがやった仕事をやった後で見つめて学ぶことはいい知恵が生まれると思うが、何事も最初に思いつき実行するということは悩むし、なかなかむずかしい。(令和三年六月十三日)