ほめる
相手を「ほめる」ことは「けなす」ことよりも難しい。なぜなら相手を「ほめる」ということは相手を認めることになる。誰でも相手を認めるということはなかなかできないことだ。しかし相手を「ほめる」ことで自分も成長できるような気がするが・・・。
戦国の世、相手を「ほめる」ことがうまかった官兵衛。戦いの後に一人一人の肩を叩いて「よく頑張った」と誉めている秀吉の姿をよく見て、秀吉の片腕、参謀として懸命に尽くした。後に官兵衛は秀吉も恐れる武将に成長した。
いつの世も、相手の良いところは大いに学ぶべきだと思うし「ほめる」べきだと思う。相手を認めることで自分の至らない点に気づくこともあると思うが、なかなかむずかしい。(令和六年十月二十七日)