すべて努力に勝るものがない
すぐれた「知識と技術と能力」があっても、毎日の仕事に対する「熱意とヤル気と努力」がなければ、先週も書きましたが「宝のもちぐされ」であるような気がするが・・・。
戦国の世、織田家の居城、清洲城の改修工事があった。いつ何時敵が襲ってくるかわからない時代に城主信長はあせる毎日だった。その時、「私なら三日で仕上げてご覧にいれましょう」とつぶやいた若者がいた。若い時の藤吉郎、秀吉であった。周りの武将たちは「ホラ吹き男」だと笑った。秀吉は部下たちに自分達の城の改修工事だと言い聞かせてヤル気にさせ、見事な突貫工事で約束通り三日で完成させた。信長も驚き、秀吉はさらに信頼された。世に言う「三日普請」であった。
いつの世も、熱意とヤル気と努力をもってがんばることで、必ず良い方向に進むと思うが、なかなかむずかしい。
今年一年のご愛読ありがとうございました。来る年は午年、天高く駆ける馬のようにさらにがんばりますのでよろしくお願い申し上げます。(令和七年十二月二十八日)




