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すばしこい「きっかけ」

実るほど「こうべ」を垂れる稲穂かな…。と言うことわざがあるように「こうべ」の効く人は「すばらしい」とも言うが…。

 

戦国の世、天下布武の旗を掲げて天下統一を夢見た信長。その信長が最も信頼していた二人の武将は、秀才でカミソリ男と異名を取った光秀と、「こうべ」の効く男でピカイチの秀吉であった。ところが光秀は頭脳がいいことに自分も天下を治めることができるものと計算し、本能寺で信長に謀反を起こして倒したまでは良かったが、結局「こうべ」の効く秀吉に山崎の合戦で破れた。光秀の「三日天下」で終わった。戦国の世は頭脳の良さよりも「こうべ」の効く男の方が出世する率が高かったようだが…。

 

いつの世も、腕組みして考えているようでは物事は進まない。「こうべ」を効かせて素早く行動に出る方が割と物事を進展させる「きっかけ」になると思うが、なかなかむずかしい。(令和四年十二月十一日)

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にぎりめしとおかゆの理論

粘り強い団結力が自信と責任と誇りにつながる。

「にぎりめしとおかゆの理論」

「にぎりめし」は米粒の固まりで、その米粒は団結力の固まりのようである。反対に「おかゆ」は茶碗の中で流れてしまうから「団結力」がない。
戦国の世、戦で「おかゆ」は組織の中で自分の意思がなく、人の言いなりで積極性もない。「にぎりめし」は積極性があり組織に属し、握られた米粒ひとつひとつが団結力を持ち自身と責任と誇りを持って、お互い力を合わせて敵に突進する。ようするに組織の一員となって、「にぎりめし」のような固まらなければ敵に勝つことはできないと秀吉は言った。
いつの世も、部下が組織の中で好き勝手なことをしていると「おかゆ」のように流れてまとまらなくなりうまくいかない。「にぎりめし」のように握られているということは、組織の中でルールを守り、本当のチームワークにつながり、会社の繁栄につながるような気がするが、なかなかむずかしい。

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