おごる平家は久しからず
スポーツの世界で、厳しい練習をして勝利した時には大きな自信がつく。また仕事でも難儀した工事でうまく成功を収めた時、油断したり「おごる」ことなく一層気を引き締めて謙虚に取り組むことが大事だと思う。しかしもしかすれば自分の力に酔いしれて「おごり高ぶる」人もいる。すると油断が多くなり自分をダメにする場合もあると言うが…。
戦国の世、「勝って兜の緒を締めよ」と言うことわざがあるが、戦いに勝ったり、物事が思い通りにいっても、決して油断するな。常に気を緩めることなく緊張感を持って励むことが大事だと、官兵衛は部下達に言った。要するに「おごる」ことの怖さを知ることだとも言った。
いつの世も「おごる平家は久しからず」と言うことわざがあるように、常に謙虚な姿勢で「おごる」ことなく一生懸命努力することが大事だと思うが、なかなかむずかしい。(令和四年一月十六日)