おごりから油断が…
「おごり高ぶった」態度は信頼関係が一瞬のうちに崩れることがあると言うが…。特にチームの中で、自分が一番だと思っている人は、自分の優秀さを見せつけようと「おごった」行動をしまいがちで「油断」が生じると言うが…。
戦国の世、「傲慢」になっている時は、天狗の鼻が折られると言う言葉もあるが、例を上げると、天下を目の前にした信長さえ「油断」から部下の光秀によって倒された。中国地方の大大名、大内家も部下である陶春賢によって倒され、関ヶ原の合戦では、豊臣方の西軍が有利にもかかわらず、秀吉の養子古早川秀秋の寝返りによって東軍家康の勝利に終わった。
いつの世も、上司と部下が固い絆で結ばれるには「おごり」をなくして「油断」することなく、お互いの信頼関係と思いやりが必要だと思うが、なかなかむずかしい。(令和二年十二月二十日)