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あきらめない根性

 大ピンチになった時、「もうダメだ」と簡単にあきらめるか…。それとも「必ず乗り越えて見せる」と信念を持って立ち向かう根性があるか…。

 戦国の世、義元、大軍で京を目指し尾張領に攻め込み、次々と砦を打ち破り連戦連勝だ。やっとの思いで尾張領を統一したばかりの「うつけ」と呼ばれる二十七歳の新米大名信長は「生きるか死ぬか」の絶体絶命の大ピンチ。義元は上機嫌で桶狭間で悠々と昼食休憩で酒を飲んでいた。信長はこの時ばかりと義元の本陣に決死の覚悟で奇襲攻撃をかけ打ち破った。大ピンチを必ず乗り越えてやるという信長の決死の覚悟とあきらめないという根性が大勝利につながった。

 いつの世も、何事もあきらめないことだ。常に最善の力と工夫に努力すれば必ず予想以上の成果が上がると思うが、なかなかむずかしい。(平成三十年一月二十八)

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にぎりめしとおかゆの理論

粘り強い団結力が自信と責任と誇りにつながる。

「にぎりめしとおかゆの理論」

「にぎりめし」は米粒の固まりで、その米粒は団結力の固まりのようである。反対に「おかゆ」は茶碗の中で流れてしまうから「団結力」がない。
戦国の世、戦で「おかゆ」は組織の中で自分の意思がなく、人の言いなりで積極性もない。「にぎりめし」は積極性があり組織に属し、握られた米粒ひとつひとつが団結力を持ち自身と責任と誇りを持って、お互い力を合わせて敵に突進する。ようするに組織の一員となって、「にぎりめし」のような固まらなければ敵に勝つことはできないと秀吉は言った。
いつの世も、部下が組織の中で好き勝手なことをしていると「おかゆ」のように流れてまとまらなくなりうまくいかない。「にぎりめし」のように握られているということは、組織の中でルールを守り、本当のチームワークにつながり、会社の繁栄につながるような気がするが、なかなかむずかしい。

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