「蜂の団結力」
組織で生きていくためにはお互いの団結力が大切であり、利己主義では団結力が崩れると思うが…。
戦国の世、家康、関ヶ原の合戦で勝利し徳川二百七十年の基礎を築いた。そこで配下の武将達の前で、組織は「蜂の巣」のようなものだと言った。蜂一匹が自分の役割を持って「巣」全体を考えて行動している。女王蜂はひたすら卵を産み、働き蜂は女王蜂のために自分の役割を持って働き、「役立たず」の蜂は一匹もいない。また城の軒先に下がっている巣を落とそうとすると、蜂は巣を守るために死に物狂いで襲ってくる。その団結力は恐ろしいし、そして素晴らしいことだ。我が徳川家も蜂の巣と同じように類似点があったからこそ天下を取ることができたとも言った。
いつの世も、いざという時の団結力ほど大切なことはない。団結力があってこそ組織が成り立つと思う。権利だけ主張して義務を果たさなければ組織の機能がうまく働かないと思う。だがなかなかむずかしい。(令和二年六月七日)