「癖」を生かす
他人のクセはよく見えるものだが、自分のクセは気づいているようで気づかないものだ。同じクセでも良いクセとみっともないクセがあるが…。
戦国の世、完璧な人間はいない。ひとクセもふたクセもある人はいるが、クセがあるからといって、役に立たないとは言えない。仕事のできる人ほどクセがある。自分だって大いにクセがあると、官兵衛は配下の武将達に言った。また、クセのある部下ほど、うまく活用する事で大いに期待に応えてくれるし、戦場では敵を恐れず責任感を持って戦うとも言った。
いつの世も、自分のクセをよく見抜き、自分を必要としている上司のクセもよく見抜き、期待に応えてがんばることが大事だと思うが、なかなかむずかしい。(令和元年十一月十日)