「志」を持って励む
自分の夢を叶うためにも「志」を持って励むことが大事だと思うが…。
明治維新を成立させた志士達は、ほとんどが吉田松陰の門下生で、今の国家ではダメだと「志」を持って「松下村塾」に入門した下級武士だった。
松陰は亡くなる直前に門下生に向けた遺書の中で、自分の「志」を穀物に例えて「私は三十歳で人生終わろうとしている。同志諸君、一緒に花を咲かせて実りたいが、中身のないもみ殻なのか、成熟したアワの実なのかわからない。私の「志」を受け継ごうとする者がいるなら私の蒔いた種を絶やさずに実を成らせてもらいたい」と伝えた。門下生は我が先生の「志」をしっかりと受け継ぎ、その種は新しい時代への道を切り開き大きく実らせた。
いつの世も、社員であれば一人一人が「志」を持って一所懸命に励むことによって、きれいな花を咲かせ良い実がなると思うがなかなかむずかしい。(令和元年十二月二十二日)