「一言の重み」
人からの「一言」で自分の人生が大きく変わる事もある。
戦国の世、本能寺にて天下を目の前に、部下の光秀の謀反によって倒された信長。その天下取りが夢で終わった。
そして農民から大名までに育てられた秀吉。上司信長が倒されたとの情報を聞き、気が動転し何事もやる気がなくなる。その時、秀吉の参謀官兵衛は「殿、しっかりして下さい。天下取りのチャンスがやってきました」と「一言」耳元でささやいた。この「一言」で息を吹き返した秀吉は「中国大返し」というはなれわざを成し遂げ、光秀を山崎の合戦で討ち破り天下取りへの足がかりを作った。官兵衛の「一言」が秀吉の人生を大きく変えた。
いつの世も、色んな人達と話をしている時に「一言」でピンチがチャンスに変わる時もあるし、その「一言の重み」を「うのみ」にしないで頑張ることが大事だと思うがなかなかむずかしい。(令和六年三月十七日)