「ボヤっと」していてはダメだ
気の利く人は「マメ」である。転んでもタダでは起きないような気もする。もし失敗したとしてもすぐに反省をし失敗の教訓から物事を学び、成功に結びつける人のようだ…。
戦国の世、気の利く武将というとすぐに頭に浮かぶのが秀吉である。一介の農民から、気難しく厳しい信長に仕え、自分は必要な人間だと認めてもらうために「マメ」に仕事に励んだ。また、他の武将たちができない仕事を、進んで引き受け、信長の期待に応えた。他の武将たちからは「マメ」な男だと煙たがられたが、しかし「マメ」だからこそ信長から信頼され出世したのである。
いつの世も、「マメ」な人をお節介な人だという人もいるが、それくらい「マメ」でないと上司から信頼もされないだろう。特に今、コロナで騒がれている世の中、「ボヤっと」していては自分のためにも会社のためにもよくない。「マメ」にプライドを捨てて懸命に知恵を出して努力してこそ、必ず良い結果が自然に後からついてくると思うが、なかなかむずかしい(令和二年九月十三日)