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領民の信頼

仕事を成功させるには、実力が先か、信頼が先か。実力があれば何事もうまくいくと言う人もいるが、世の中そんなにうまくいくとは限らない。

 

戦国の世、官兵衛は部下達に「たとえどんなに実力があっても戦いに必ず勝つとは限らない」と言った。なぜか。もちろん実力があることは大事なことだが、それ以上からの信用、信頼があって初めて実力が認められる。その領民からの信用、信頼があってこそ戦の要となる食料の調達により戦いを有利に進めることができるとも官兵衛は言った。

 

いつの世も、厳しい世の中を乗り越えていくためには、実力はもとよりこれまでの実績、信用、信頼が大きな要となるような気がするが、なかなかむずかしい。(令和四年十月十六日)

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にぎりめしとおかゆの理論

粘り強い団結力が自信と責任と誇りにつながる。

「にぎりめしとおかゆの理論」

「にぎりめし」は米粒の固まりで、その米粒は団結力の固まりのようである。反対に「おかゆ」は茶碗の中で流れてしまうから「団結力」がない。
戦国の世、戦で「おかゆ」は組織の中で自分の意思がなく、人の言いなりで積極性もない。「にぎりめし」は積極性があり組織に属し、握られた米粒ひとつひとつが団結力を持ち自身と責任と誇りを持って、お互い力を合わせて敵に突進する。ようするに組織の一員となって、「にぎりめし」のような固まらなければ敵に勝つことはできないと秀吉は言った。
いつの世も、部下が組織の中で好き勝手なことをしていると「おかゆ」のように流れてまとまらなくなりうまくいかない。「にぎりめし」のように握られているということは、組織の中でルールを守り、本当のチームワークにつながり、会社の繁栄につながるような気がするが、なかなかむずかしい。

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