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目標達成のために職務を全う

 仕事でもプライベートでも、しっかりと定めた目標を持つことが大事である。もし目標がすぐにぐらつくような不安定なものだったら、計画を立てることは無理である。

 戦国の世、行き当たりばったりの目標を立てたり行動したりすると、結局失敗する率が高いと官兵衛は部下達に言った。また、自分の本当の目標は何なのか。そのために何ができるか、何がじゃまなのかをよく見極めて、目標達成のために仕事を進めることが絶対に大切なことだとも官兵衛は言った。官兵衛はこの辺のところをよく考えて、秀吉の目標のために片腕として名軍師として数々の戦いに活躍した。

 いつの世も、目標達成のためには余計なことを考えないで、自分が何をすべきなのかを常に意識してがんばることが重要だと思うが、なかなかむずかしい。(平成二十九年七月二十三日)

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にぎりめしとおかゆの理論

粘り強い団結力が自信と責任と誇りにつながる。

「にぎりめしとおかゆの理論」

「にぎりめし」は米粒の固まりで、その米粒は団結力の固まりのようである。反対に「おかゆ」は茶碗の中で流れてしまうから「団結力」がない。
戦国の世、戦で「おかゆ」は組織の中で自分の意思がなく、人の言いなりで積極性もない。「にぎりめし」は積極性があり組織に属し、握られた米粒ひとつひとつが団結力を持ち自身と責任と誇りを持って、お互い力を合わせて敵に突進する。ようするに組織の一員となって、「にぎりめし」のような固まらなければ敵に勝つことはできないと秀吉は言った。
いつの世も、部下が組織の中で好き勝手なことをしていると「おかゆ」のように流れてまとまらなくなりうまくいかない。「にぎりめし」のように握られているということは、組織の中でルールを守り、本当のチームワークにつながり、会社の繁栄につながるような気がするが、なかなかむずかしい。

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