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油断は大敵

勝負の世界で勝つことは大切だが、勝つことに慣れてくると、気を引き締めることを忘れ「うっかり」「油断」から負けることもあるが…。

戦国の世、義元、京を目指して尾張領に入ろうとする。義元二万五千の兵、対して信長の二千五百の兵。他の大名および領民の誰の目から見ても、義元の大勝利で、信長は破局的な負け戦だと誰もが思っていた。ところが、なんと信長の一瞬の奇襲攻撃によって義元は簡単に打ち倒されてしまった。信長の「死に物狂い」の戦いよりも、義元自身の信長を見下した「おごり」と「油断」から生まれた結果であった。世に言う「桶狭間の戦い」で信長が全国的にヒーローとして名を上げた。若干二十六歳。

いつの世も、自信も大事だが自分の行動に余裕が出てくると、もしかすると相手を見る目を失う場合も有る。常に素直な気持ちで「油断」しないで気を引き締める事が大事だと思うが、なかなかむずかしい。(令和二年七月十二日)

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にぎりめしとおかゆの理論

粘り強い団結力が自信と責任と誇りにつながる。

「にぎりめしとおかゆの理論」

「にぎりめし」は米粒の固まりで、その米粒は団結力の固まりのようである。反対に「おかゆ」は茶碗の中で流れてしまうから「団結力」がない。
戦国の世、戦で「おかゆ」は組織の中で自分の意思がなく、人の言いなりで積極性もない。「にぎりめし」は積極性があり組織に属し、握られた米粒ひとつひとつが団結力を持ち自身と責任と誇りを持って、お互い力を合わせて敵に突進する。ようするに組織の一員となって、「にぎりめし」のような固まらなければ敵に勝つことはできないと秀吉は言った。
いつの世も、部下が組織の中で好き勝手なことをしていると「おかゆ」のように流れてまとまらなくなりうまくいかない。「にぎりめし」のように握られているということは、組織の中でルールを守り、本当のチームワークにつながり、会社の繁栄につながるような気がするが、なかなかむずかしい。

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