必死
天気の良い日に家の周りを掃除していると軒先に蜂の巣が下がっていた。その巣を落とそうとすると蜂は集団で襲ってくる。なぜか…。巣が地面に落ちると蜂は全部死ぬそうです。だから自分の城を守るためにお互いに団結力を持って「死に物狂い」で人を襲ってくる…。
戦国の世、農民出身の秀吉に憧れ、天下を取ってもらうために「死に物狂い」の必死の覚悟で秀吉を守って戦った官兵衛。秀吉の参謀である官兵衛は、秀吉を守ることは自分たちの生活も守られていることだということをよく知っていたのである。
いつの世も、会社を守るために必死になれるのか。よくあることだが、義務を果たさず権利ばかり主張する人ほど始末が悪い。蜂のように自分の巣を守ることは自分のためになり会社のためにもなると思うのだが、なかなかむずかしい。(令和四年七月二十四日)