人の出会いも工夫を
チャンスは待っていても必ず与えられるものではない。またチャンスが目の前にあってもつかめなければ手にすることができない…。
戦国の世、川に行って魚がたくさん泳いでいても、その道具がなければ素手でつかむことはできない。魚は待っていてもやってくるものではない。来る時は向こうから勝手にやってくるもので、だから魚を穫ろうと思えば「網を用意」しなければならない。戦いもいつ敵が攻めてきても対抗できるように常に準備しておくことが国を守るためにも必要だと官兵衛は部下達に言った。
いつの世も、チャンスが訪れた時にそれを活かせるように常に準備が必要だと思う。一日中、川の底をながめていても魚は穫れない。穫るための工夫が必要だと思うが、なかなかむずかしい。(平成二十九年一月二十二日)