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フンドシを締め直す

 「ヤル気」満々に振る舞っているように見えるが、実はまったく「ヤル気」なしの人がよくいる。このような人はまず、人の話を「鵜呑み」に聞く。また「交渉力」がなく、間違いが多く約束時間をど忘れしたり、問題が多く「ボロ」を出す…。

 戦国の世、「ヤル気」のない部下は注意力不足で頭が混乱して、戦いの時に敵の動きをよく観察することができないと、官兵衛は部下達に言った。そして「ヤル気」を起こさせるためにまず、「行動力」を先に持たせ、自信をつけさせるのが唯一の処方箋であるとも言った。

 いつの世も「ヤル気」があるかないかによって本人の結果はまったく違ってくる。自分自身がそのことに気づいて「フンドシを締め直して」今まで以上に努力してこそ、自信もつくし余裕も生まれ良い方向に進むような気がするが、なかなかむずかしい。(平成二十七年九月十三日)

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にぎりめしとおかゆの理論

粘り強い団結力が自信と責任と誇りにつながる。

「にぎりめしとおかゆの理論」

「にぎりめし」は米粒の固まりで、その米粒は団結力の固まりのようである。反対に「おかゆ」は茶碗の中で流れてしまうから「団結力」がない。
戦国の世、戦で「おかゆ」は組織の中で自分の意思がなく、人の言いなりで積極性もない。「にぎりめし」は積極性があり組織に属し、握られた米粒ひとつひとつが団結力を持ち自身と責任と誇りを持って、お互い力を合わせて敵に突進する。ようするに組織の一員となって、「にぎりめし」のような固まらなければ敵に勝つことはできないと秀吉は言った。
いつの世も、部下が組織の中で好き勝手なことをしていると「おかゆ」のように流れてまとまらなくなりうまくいかない。「にぎりめし」のように握られているということは、組織の中でルールを守り、本当のチームワークにつながり、会社の繁栄につながるような気がするが、なかなかむずかしい。

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