チリも積もれば
「ヘソクリ」を貯めて何に使うか・・・。「チリも積もれば山となる」ということわざがあるが、使い道によって大変価値のあるお金だと思うが・・・。
戦国の世、馬好きで有名な信長が、ある時、部下達に「馬揃え」を企画した。各武将達はそれなりに良い馬を出したが、山内一豊の妻は夫の顔を立てるために、今まで貯めてあった自分の「ヘソクリ」を全部はたいて夫に名馬を買ってやった。その名馬が信長の目にとまり、織田家随一の名馬だと山内一豊を大いに褒めた。
いつの世も、「ヘソクリ」を貯めるには辛抱しなければならない。辛抱したお金はもったいないと思うしなかなか使えないものだが、家族のために必要な時はこころよく使った方が良いと思う。だが、なかなかむずかしい。(令和七年一月二十六日)