やわらかい心
皿と皿を洗う時にぶつかり合うとすぐに割れてしまう。しかしどちらかが柔らかければ割れないと思うが…。
戦国の世、皿を人に例えたら、人と人が正面からぶつかり合って言い争いをしたり喧嘩をしてしまったら二人の人間関係はすぐに壊れてしまうと官兵衛は部下達に言った。もしどちらかが柔軟な気持ちを持って相手の意見や考え方を理解することができれば、人間関係はうまくいくし壊れてしまうこともない。私が悪かったと謝ることができれば、人と人のつながりがうまくいくし「どちらか」というのは「まず自分から」先に柔らかい心を持って相手を受け入れることが大切だとも言った。
いつの世も、円満な人間関係を保っていくためにはまず、自分自身が柔らかい心を持つことが大切だと思うが、なかなかむずかしい。(平成二十九年七月二日)