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「うぬぼれ」と「油断」こそ大いなる敵

自信がつくと「うぬぼれ」と「油断」から生じる「ミス」がよくある。最初は緊張感を持って仕事をしているから「ミス」は少ない。だがだんだん慣れてくると「油断」から「ミス」を犯す。油断こそ大いなる敵だと思うが…。

 

戦国の世、義元二万五千の大軍で京を目指して尾張領内に攻め込み、信長の各砦を次々と打ち破り、戦勝に酔う義元。桶狭間にて全軍に休憩を取らせ昼食中。そして信長を「尾張のうつけ者」と馬鹿にして自分の力量に「うぬぼれ」て戦勝祝いをあげていた。当然信長の行動はわかるはずもない。そこに突然信長自らが二万五百の兵で奇襲攻撃をかけ、一瞬のうちに義元を打ち破った。義元の「うぬぼれ」と「油断」と「緊張感」のゆるみが命取りになった。世に言う桶狭間の戦いである。

 

いつの世も、「油断大敵火がぼうぼう」と言うことわざがあるが、常に「緊張感」を持って「うぬぼれる」ことなく「油断は禁物」だが、なかなかむずかしい。(令和三年五月二十三日)

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にぎりめしとおかゆの理論

粘り強い団結力が自信と責任と誇りにつながる。

「にぎりめしとおかゆの理論」

「にぎりめし」は米粒の固まりで、その米粒は団結力の固まりのようである。反対に「おかゆ」は茶碗の中で流れてしまうから「団結力」がない。
戦国の世、戦で「おかゆ」は組織の中で自分の意思がなく、人の言いなりで積極性もない。「にぎりめし」は積極性があり組織に属し、握られた米粒ひとつひとつが団結力を持ち自身と責任と誇りを持って、お互い力を合わせて敵に突進する。ようするに組織の一員となって、「にぎりめし」のような固まらなければ敵に勝つことはできないと秀吉は言った。
いつの世も、部下が組織の中で好き勝手なことをしていると「おかゆ」のように流れてまとまらなくなりうまくいかない。「にぎりめし」のように握られているということは、組織の中でルールを守り、本当のチームワークにつながり、会社の繁栄につながるような気がするが、なかなかむずかしい。

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