戦国新報
 
 

平成28年 前期
【 H28.6.12】

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情報の出所は…

すすむ

 今の時代、情報を収集することほど大事なことはない。情報によって仕事も動くし人も動く。
 戦国の世、義元二万五千の兵で京を目指し織田領に向かって行く。織田領の国境の砦を次々と打ち破り、義元は戦勝ムードに酔っていた。そして桶狭間にて余裕の休憩をとり昼食を取っていた。

 この時の隊列を一人1メートル間隔として計算すれば、二万五千の大軍はおそらく能代駅前から八峰町までの距離で、桶狭間はポンポコ山の道の駅あたりの休憩だったと思う。

 義元は部下に対してはただ戦勝報告を聞くだけ。逆に信長は今川軍の行動のどんな小さなことでも「こまめに」情報を集め細かい情報を元に一点集中して義元の本陣めがけて奇襲攻撃をかけ、義元を打ち破った。信長の情報力の勝利であった。

 いつの世も、黙って座っていては情報は集まらない。東西南北歩き回ることで、いろんな人との出会いが情報収集の源になると思うが、なかなかむずかしい。(平成二十八年六月十二日)

【文:高田 金道】