戦国新報
 
 

平成27年 前期
【 H27.3.15】

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すべて油断しない 

すすむ

 勝負に勝つためには身内にも注意が必要である。なぜなら味方こそが勝負を妨げる最大の要因であるという人もいる。

 戦国の世、天下を目の前にした信長だが、その信長も敵ではなく身内中の身内の光秀によって本能寺で倒されてしまうのだから、世の中先はわからないものだ。結局、信長自身にも油断から生まれた甘い所があったと思う。だから敵ばかりではなく身内にも最新の注意が必要だと思う。

 いつの世も、「今日やる仕事」を、疲れたからと言って明日やればいい、一日ぐらい休んでも大丈夫だという甘い考えが、結局自分の首を絞めることになる。すべてにおいて油断することなく目配りすることが大事だと思うが、なかなかむずかしい。(平成二十七年三月十五日)


【文:高田 金道】