誰しも朝は元気、昼飯を食べた後は少し眠くなる。夕方になると早く家に帰って一杯ひっかけて寝たい…。
「士気」や「勢い」も同じような事だと思う。うまく盛り上がったとしても、時間が経つとどうしても衰える。
戦国の世、「勢い」は長続きしにくい。無理に長続きさせようとすると、逆に部下や組織のコミュニケーションがうまくいかず壊れかねない。だからこそ「勢い」は盛り上がった「タイミング」で敵と戦わなければならない。グズグズして「タイミング」が遅れると「勢い」がなくなり「士気」も下り、敵に打ち込まれ負け戦になると、官兵衛は配下の武将達に言った。またこうした「勢い」の盛衰の波は敵にもあると官兵衛は付け加えた。
いつの世も、「勢い」があり恐いもの無し。イケイケムードの時もある。またやることなすことうまくいかない時もある。常に危機感を持って「タイミング」をはかりながらがんばらなくちゃ。だがなかなかむずかしい。(平成二十七年二月一日)
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