戦国新報
 
 

平成25年 後期
【 H25.7.28】

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テキパキとスピードとリズム

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 職場で上司から「おい、早くでかしてくれよ」と仕事のことで言われる時があると思うが、すると部下は「またかよ」と思うだろう。しかし期限があるから上司は言うのであると思うが…。

 戦国の世、敵を攻める時、自分だけはという公私混同で攻撃してはだめだ。一番負けてしまう原因を作ってしまう。全員息がピッタリあってこそ敵を打ち破ることができると秀吉は部下達に言った。また、息が合うということはチームワークが良いことだ。チームワークはスピードとリズムが必要だとも秀吉は言った。一番良い例が、上司信長が本能寺で部下の明智光秀の謀反で倒された。その時、秀吉は中国地方にいた。他の武将達や光秀も予想しなかった「中国大返し」というスピードとリズムで、山崎の合戦で光秀を破り、秀吉の天下取りの足固めを作った。

 いつの世も、息の合ったチームの仕事は能率が上がると思う。常にテキパキと仕事をするクセを付けることが一番大事だと思うが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】