戦国新報
 
 

平成25年 後期
【 H25.7.14】

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負けるは簡単、勝利は至難の業
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 山登りをすると、登る時は大変時間もかかり難儀する。だが下る時はそれほど時間もかからないし簡単に下ることができる。野球の試合も同じで、厳しい練習に耐えて勝つ事は至難の業。負けるのは簡単である。

 戦国の世、仕事でも戦でも、良い成績を残し出世の階段を登り続けることは、並大抵の努力では足りないと、農民出身の秀吉は言った。その反対に業績が落ち始めたり、戦に負けることは簡単なことだ。だから常日頃、普段の向上心を忘れずに一所懸命に努力して励むことが大切だとも秀吉は言った。

 いつの世も、決して気を緩める事なく、今以上に目標をしっかりと定めて努力してがんばることが大切だが、なかなかむずかしい。(平成二十五年七月十四日)

【文:高田 金道】