戦国新報
 
 

平成25年 前期
【 H25.3.10

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継続する花を咲かせた秀吉

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 仕事で実績を上げひと花咲かせても、一瞬の花では意味がないと思うが…。

 戦国の世、一度のまぐれ当たりは実力ではない。大切なのはひと花咲かせることではなく、その花を咲かせ続けることが一番大切な事だと秀吉は部下達に言った。

 農民から信長に雇われ、草履取りから下積み生活をして、長い歳月を懸命に織田家のために苦労し努力を重ねた経験の実績を認められ、ひと花咲かせ、その花を継続したからこそ出世するきっかけを作った。そして信長亡き後、天下取りにつながった。

 いつの世も、何の仕事でも同じだが、経験と実績は必要だと思う。もし、経験がないのなら、自らが上司に進言して、どんな仕事にも挑戦し、努力を続ける覚悟を持って、実績を上げることが大事だと思うが、なかなかむずかしい。(平成二十五年三月十日)

【文:高田 金道】