指先に一ミリの「トゲ」が刺さっていても、それが気になって「ヤル気、馬力」が出せない人もいるようだが…。
戦国の世、健康なほどありがたいものはない。時には風邪をひいて頭がボーッとしていることもあるが、いくらがんばってみても健康な時の「ヤル気」を超えることは難しいと、家康は部下達に言った。家康は小さい頃から織田家、今川家の人質となり、粗末な扱いをされても、大病にはなったことがないという身体の丈夫さが、後の天下取りにつながり、徳川二百七十年の基礎を築くことになった。人生の競争においては健康に勝る物はないと家康は部下達に言った。
いつの世も、自分の健康は自分で作り上げるものであって、自己管理ができないようでは人生決して明るくないと思う。「病は気から」ということわざもあるが、常に一歩前進の心構えで一日をスタートさせることが、仕事のリズムに乗り絶好調になると思うが、なかなかむずかしい。(平成二十五年十月十三日) |