戦国新報
 
 

平成25年 前期
【 H25.1.6】

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チャンスは突然だ。

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 煙を上げてきたSLの写真を撮る時、「今がベストショット」だと思った時、チャンスとばかりに素早くシャッターを押さなければ、SLはあっという間に通り過ぎて行く。シャッターを押す判断の素早さ、動きの速さが大切だと思うが…。

 戦国の世、秀吉は、中国地方で毛利方と戦っている最中に、主君信長が京都本能寺で光秀の謀反によって倒されたことを知る。その時、秀吉は素早く反応し即座に毛利方と和睦をして、ものすごいスピードで「中国大返し」と呼ばれた素早い判断で、光秀を山崎の合戦で打ち破った。そして天下人となるチャンスをつかむ事ができた。

 いつの世も、人の人生では、仕事でも人間関係でも「今がチャンスだ」という時が必ずあると思う。だがそのチャンスはいつ訪れるか予想がつきません。そのため、判断が遅れる場合もあるし、素早く判断する場合もある。しかし、もしチャンスと思った時は素早く判断して動き出すことが大事だと思うがなかなかむずかしい。(平成二十五年一月六日)


【文:高田 金道】