戦国新報
 
 

平成24年 後期
【 H24.9.1】

もどる

健康で長生き

すすむ

 何事も学べば学ぶほど、自分には知らないことが多いのがよくわかる。だが、学んだというほど学ばなくても「人生長生き」することで、多くのことを学ぶことができるという人もいる。

 戦国の世、人間苦労していろいろな人達と交流し話をしたり出会ったり、いろいろな体験を重ねることでより多くのことを学ぶことができ、そして人間も謙虚になる。「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」ということわざもあるが、これは学ぶこと、見ること、体験することに終わりがないことで、常に謙虚でなければならないことだと、秀吉は部下達に言った。

 いつの世もいくら学んでもこれで良いということもないし終わりもない。健康で長生きしてこそ、いろいろな人達と出会い、体験することから学ぶことができると思うが、なかなかむずかしい。(平成二十四年九月二日)


【文:高田 金道】