戦国新報
 
 

平成24年 後期
【 H24.10.7】

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忠誠心をもって一致団結を

すすむ

 仕事をするにあたり、一人ではできないと思う。話し相手、相談相手など経営には補佐役というナンバー2の存在が必要だと思うが…。

 戦国の世、自国を守るために各大名達にもナンバー2という補佐役がいた。たとえば、秀吉には実の弟秀長、家康には本多正信、信玄には実の弟信繁、上杉景勝には直江兼続、伊達政宗には片倉小十郎、石田三成には島左近といった片腕がいた。誰よりも忠誠を誓い目立たない縁の下の力持ちで、これらナンバー2がしっかりしていたからこそ、他の部下達も次々と育っていった。

 いつの世も、素晴らしい人材は必要だが、その人材が忠誠心のない人材だと「怖い」。逆に振り回されてしまう場合もあるし、周りの従業員のコミュニケーションも悪くなり、うまくいく仕事も失敗したりする場合もあると思うが、人を使うということはなかなかむずかしい。(平成二十四年十月七日)


【文:高田 金道】