戦国新報
 
 

平成24年 前期
【 H24.5.20】

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心に余裕を

すすむ

 怒ることよりも誉めることの方が難しいという人もいるが…。誉め方によっては、何だかバカにされているように受けとめられる場合もある…。

 戦国の世、相手の良いところをよく見て誉めることだ。そうすれば相手の心は開かれて心の通うコミュニケーションが取れると、人の使い方で定評のあった秀吉は部下達に言った。また何事も心に余裕がなければ人を誉めることは難しい。逆に努力しない人は暇が多くて、つい人の悪いところだけ多く見えてくるとも言った。だから余裕を持って努力すれば必ず良い結果が生まれてくるし、相手の良いところも多く見えてきて学ぶこともできると、秀吉はさらに言った。

 いつの世も一所懸命にがんばろうと努力していると、相手の良いところも見えてきて、どんどん学び吸収していけるようになるし成長もすると思うが、なかなかむずかしい。


 

【文:高田 金道】