戦国新報
 
 

平成24年 前期
【 H24.2.26】

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反省することは新しい道を開く

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 反省とは後悔することではない。新しい考え方、生き方への転換であるという人もいる。

 仕事で失敗した時に、自分の誤りに気付いたら、言い訳の言葉が出てこないで反省する気持ちになれると思うが…。

 戦国の世、采配のミスで破れた時、いままでのやり方、考え方を見直し「二度と同じ過ちを繰り返さない」という強い決意と実行が必要である。そして失敗の経験を活かすためには謙虚に反省することだ。この反省が新しい戦略に結びつくと、謙信は部下達に言った。

 いつの世も、失敗した時、言い訳しない潔い態度で反省することが相手の心に響き、信頼が積み重ねられて行くと思うが、なかなかむずかしい。


【文:高田 金道】