戦国新報
 
 

平成24年 前期
【 H24.2.12】

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覚悟

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 人生、成功もあれば失敗もある。失敗の原因は「ほじくり」出して、他人のせいにしたり、言い訳したり、他人の成功を自分の手柄にしたりするようでは、人望を集めることはできないという人もいる。

 戦国の世、自分みずから責任を取る覚悟を持って戦場で戦うことが最も大事なことだと、信玄は部下達に言った。また大将たる者、部下のどんな小さな過ちも自分の責任だと「覚悟」ができる者が、本当の大将たる器だとも言った。

 いつの世も、自分の仕事には責任を持つことだ。失敗した時、言い訳したり逃げてはダメだ。困難は必ず追いかけてくる。成功した時でも失敗した時でも、常に謙虚な心で反省する「覚悟」があれば、必ず良い方向に向かうような気がするが、なかなかむずかしい。


【文:高田 金道】