戦国新報
 
 

平成22年 後期
【 H22.8.8】

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生きた情報は命だ
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 情報がないと組織がどのように変化するのか予想出来ない…。
 戦国の世、桶狭間の戦いで義元を破った信長だが、義元の大軍に対して、信長の少数の兵でも勝てるという面ばかりが取り上げられてきた。だが信長は決戦に先立って、この戦に勝利するためには情報が重要な「ポイント」だと考え、いろいろな情報を集めるだけ集めた。
 野武士集団に義元の動向をさぐらせたり、今川軍に部下を潜入させスパイ活動をさせたりして、決してむやみに戦いに突入した訳ではない。
 そして戦いに勝利した時、信長は、殊勲者は義元の首を取った部下よりも、義元の動向や本陣の位置などの情報を綿密に報告した部下に与えた。

 いつの世も、積極的に情報を集めなければ経営方針を定める事すら出来ない。会社の発展は生きた情報に勝る物はないと思うが、なかなかむずかしい。
【文:高田 金道】