戦国新報
 
 

平成22年 前期
【 H22.3.7】

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知恵をしぼった非常識
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 カナダの電器メーカーのある営業マンが、一年中寒いアラスカに冷蔵庫を売りにいくと言ったら、同僚たちから大笑いされた。しかしその営業マンは「食べ物を低温や高温から守り常に適温に保つのが冷蔵庫の役割だ。寒すぎるアラスカでは食べ物が悪くなるので必ず売れる」と自信を持って営業に出かけた。これが大当たり!会社の営業トップにのし上がった。
 戦国の世、常識では考えられないやり方で天下を目指した信長。常識では考えられない奇襲で義元を破り、天下無敵と言われた武田騎馬軍団を三千丁の鉄砲で壊滅させた。ようするに非常識の発想である。

 いつの世も、世の中、常識で動いているが、常識も知恵をしぼって努力することによって、とてつもない非常識になり、良い方向へ向かうような気がするが、なかなかむずかしい。
【文:高田 金道】