戦国新報
 
 

平成22年 前期
【 H22.1.31】

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段取り
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   仕事は「段取り八分」という人もいる。「段取り」が悪いと仕事がはかどらない。素早く決断力を持って「段取り」する人は、良い結果が残るような気がするが…。
 戦国の世、本能寺で上司信長を倒した光秀を、上司の仇討ちと宣言して、誰もが予想もつかなかった「中国大返し」という早業で、山崎の合戦で光秀を倒した秀吉。
 秀吉はまた、柴田勝家との賎ケ岳の合戦では、勝家が予想もしなかった早業で勝家を打ち破り、天下取りへの足固めを作った。
 秀吉の勝利は素早い決断力と戦いに挑む「段取り」の良さにあったと思う。

 いつの世も、「遅れた戦いに勝利はない」ということわざもあるが、今日できる仕事を明日に延ばしたり「段取り」が悪いと仕事の「リズム」が狂い良い結果が生まれないような気がするが、なかなかむずかしい。
【文:高田 金道】