戦国新報
 
 
平成20年 前期
【 H207.20】
もどる
努力次第でピンチがチャンスに
すすむ


ピンチになった時、わずかに有利な状況なのに、有利か不利か区別がつかなくなるような気がする。
戦国の世、信長は「ピンチになった時、憶病者の目には少ない数の敵でも、常に大軍に見える」と言った。「ピンチの陰には必ずチャンスが潜んでいるから、戦は負けまいと思っているか、絶対に勝つと思っているか、考え方によって状況が変わってくる」とも言った。桶狭間の戦いが一番良い例だ。誰の目から見ても信長は絶体絶命のピンチだ。だが本人は絶対に勝つという考え方で戦に挑戦した。戦法も他の誰も予想しなかった奇襲攻撃という先手によって、ピンチがチャンスに変わり勝利を得た。
いつの世もピンチになっても命がけの努力次第によってはチャンスに変わり希望がわいてくる。何事も考え方、使い方ひとつでピンチがチャンスに変わるような気がするがなかなかむずかしい。

【文:高田 金道】