左右の耳で良い事悪い事を公平に聞き、その言い分を充分に考えて真中にある口で自分の考えをはっきりと言う事が大事だと思うが…。
戦国の世、大名の中には、部下、領民の都合の良い意見には耳を傾け、都合の悪い意見には耳を傾けることはなく、聞いたふりをして聞き流している者が多かった。
だが秀吉は、部下、領民のいろいろな問題に素直に耳を傾けて、多くの意見を参考にして様々な難局を乗り越えた。この素直な姿勢が天下取りの足固めになった。いつの世も、経営者であれ社員であれ、いろいろな問題に直面した時、正しい判断を下すのはなかなかむずかしいことだ。様々な問題を乗り越えるためにも、どんな小さな意見にも聞く耳を持つ事が大事なような気がするが、なかなかむずかしい。
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