戦国新報
 
 
平成19年 後期
【 H19.7.22】
もどる
失敗を素直に認められるか
すすむ

 仕事に失敗したりお客様からクレームをもらうことがあった時、それをすぐに上司に報告する人と隠そうとする人に分かれる。失敗を素直に反省すれば同じ失敗をくり返さないと思うが、勘違いだったと言い訳する人がいる。だがよく考えてみると失敗も勘違いも同じことで必ずその原因があると思う。
 戦国の世、勘助は 「合戦に失敗した時、素直に上司に報告をして上司の協力を得て解決方法を考え行動を起こすことが味方の被害を最小限に抑えることができる。素直に素早く反省をして次の戦略に取り込むことが大事だ。もし失敗を隠して戦っていると取り返しのつかない大敗をする」 と部下達に言った。
 いつの世も、失敗は素直に上司に報告をして反省する人ほど仕事のできる人だと思う。そして失敗を教訓に、二度と同じ失敗くり返さないように、前向きにヤル気を持ってがんばることが大事なことだが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】