戦国新報
 
 
平成19年 前期
【 H19.5.13】
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志を持つ
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 事を起こすためには、願い事とともに 「志」 をもつことが大事だ。志もなく 「なんとなく」 物事に取り組んでいては、結果も出ないし成果も上がらないような気がする。
 戦国の世、若くして国主となった信玄は、「志」 は人から与えられるものではない。自分の夢や理想と言う「志」に向かって突き進むことで良い結果が生まれるし、成功への第一歩は、「志」 と言う 「種」 を蒔くことだと言った。「種」を蒔かなければ「芽」が出ないし 「実」 もつかない。「種」 を蒔き努力して育てることで自分の 「志」 が叶うとも信玄は行言った。
 「人は城、人は石垣、人は堀」 と言う名言があるように、震源は部下達にも 「志」 を持たせ、風林火山の軍旗を掲げ甲斐の国統一という 「志」 を持って突き進んだ。
 いつの世も 、良い結果を得るためには 「志」 を持って努力しなければならないと思う。何も努力せず良い果実だけを求めていては、決して良い成果も得られないないと思うのだが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】