戦国新報
 
 
平成18年 前期
【 H18.1.15】
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目の前のチャンス
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 目の前にチャンスがあっても、それを活かせる人、活かせない人がいる。活かすためには常日ごろ他人から学ぶことの違いだと思うのだが…。
 学び方はいろいろあると思うが、やはり人の話をよく聞き、お互いによく話し合い、また相手の仕事をよく観察して、そして考えて行動することが大事なような気がするが…。
 戦国の世、苦労に苦労を重ねて農民から天下人まで上り詰めた秀吉。一番大事なことは、人との出会いと話し合いをすることが、自分にとっては「師」であったと言う。話し合うことで相手の考え方もわかるし、自分との考え方の違いもよくわかる。また自分が反省しなければならないこともよくわかると言う。
 信長に雇われ上司達の仕事ぶりを観察し、よく学び、上司達のできなかった仕事を進んでやった秀吉。与えられた仕事はチャンスと思い、必ず信長の期待に応えた。
 いつの世も、チャンスを活かせる人はわずかなタイミングの差にあるような気がする。タイミングの取り方は常日ごろの人との話しあい、つながりから生まれるような気がするが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】