戦国新報
 
 
平成17年 後期
【 H17.11.13】
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笑顔と気配り
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 職場での人間関係は、仕事を進めるにあたり一番重要なポイントだと思う。上司は部下への指示、部下は上司への報告にいたるまで「気配り」が非常に大事なことである。上司と部下がタッグを組んで仕事をするに当たり、人間関係はビジネスマンにとって一番大事なことだと思う。
 戦国の世、気配りで有名な秀吉。信長に仕えて出世していくにつれ、気配りのある上司と気配りのある部下とのコンビネーションがあれば、どんな仕事でも、戦でもうまくこなすことができると秀吉は言う。特に秀吉は弟の秀長との兄弟関係も良く、秀長の気配りは織田家の中でも人使いの名手とも言われた。上司信長も強烈な個性で人を人とも思わない面もあったが、実は気配りのできる人でもあった。
 いつの世も、気配りされたら気配りで返すということは一番大事なことだと思う。そして笑顔とうまい言葉使いであいさつすることを忘れてはならない。笑顔は百の言葉に勝るということわざがあるが、笑顔のあいさつは気配りのひとつであるし、相手をリラックスさせることができると思うのだが、簡単なようでなかなかむずかしい。

【文:高田 金道】