戦国新報
 
 
平成16年 後期
【 H16.8.8】
もどる
回りから信頼されているか
すすむ

 世の中には「自信」があり「実力」があれば何事もうまくいくと思っている人がいるが、しかし決してそれだけではうまくいくとは限らないと思う。
 やはり回りからいかに「信頼」されているかどうかによってその「実力」が生きてくると思うし、「信頼」のない人には、人も集まってこないと思うのだが…。
 戦国の世、秀吉は、仕事が成功する第一の条件は「信頼」であると言う。仕事が思うように進まない時は、必ず何らかの原因がある。その時に以外と見落とされるのが、自分が世間に対して「信頼」されているか、「信頼」されていないのかということだと秀吉は言う。
 秀吉は信長に他の武将達ができなかった仕事をまかされ、それをうまく成功させた結果、信長に「信頼」され出世の道につながったと思う。
 いつの世も「信頼」は最も大事だ。「信頼」のない人には、人が寄ってこないと思うし、人が寄ってこないということは、いろいろな情報も入ってこない。情報が入らないということは、仕事も入ってこないということになるような気がするが、なかなかむずかしいことだ。

【文:高田 金道】