最近天気が悪いから、歩き回っていろいろな人と接して話しあう時間が多くなった。相手によってはいろんな情報を持っている人もいるし、まったく話題のない人もいる。話題の豊富な人はさまざまな、情報を持っているような気がする。そういう人は、生まれながらの性格なのか、自分もいろいろ歩き回ることによって良い勉強になる。人生一生勉強のようだな…。
　戦国の世、秀吉ほど情報を持っている武将はいなかった。生まれながらの性格なのか、農民出身で苦労を重ねているせいなのか、他の武将達は太刀打ちできないほどの情報力であった。身分、地位に関係なく歩き回り、いろいろな人達とのつきあいの中で、人の話しをよく聞き、また相手に対してもさまざまな気配りもした。信長に農民から採用されて、回りの武将達からは、よく見られていなかったせいもあってか、まずは一所懸命努力するということに徹したようである。信長もまたそういう秀吉の努力を認め、どんどん昇格させ、やがては信長の最も気に入られる武将にまでなった。
　不況の世の中、何事も努力に勝るものはない。油断せず、努力を積み重ねることによって、自分の夢が実現できるような気がするが、なかなかむずかしい。