戦国新報
 
 
平成10年 後期
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夢をもってチャンスを作る
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 不況の世の中、あなたはどんな夢を持っているでしょうか。一戸建ての家を持ちたい、新車が欲しい、会社で出世したいとか人によって「千差万別」です。そうした夢を持って仕事に邁進することが大事である。
 だが、大きな夢を抱えて「ぼんやり」している人もいる。上司から仕事を与えられた時、こんな仕事は自分の仕事じゃない。やるべき仕事は他にあると言って「やる気」を見せない人もいる。せっかく大きな夢を持っていてもこういう考え方では夢は実現しない。
 秀吉は、自分の夢を実現しようと思うなら、それを実現するプランを立て、一段一段着実に階段を上がって行くように「こころがけ」日に日に怠けることなく努力を積み重ねて行くことが大事であると言っている。 また「チャンス」がやってくるのを「ぼんやり」待っていては決してつかめないし、また「チャンス」は準備ができるまで、決して待ってはくれない。その辺のタイミングがむずかしいと言うのである。
 不況の世の中、いかなる仕事を与えられようと、会社のためはもとより、自分のためと思い積極的にチャレンジして「実力」を蓄え、そして夢を持ち続けることによって「チャンス」を活かすことができると秀吉は言っているが、なかなかむずかしいことだ。
【文:高田 金道】