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困難をさけて通る人は、失敗もしないだろうが成長もしないと思おうし「平凡な生き方」だろう。逆に困難に立ち向かって乗り越えようとする人は成長すると思うが…。
戦国の世、人生楽な道はない。困難はつきものだ。それに立ち向かってこそ成長するしチャンスだと心得ようと官兵衛は部下達に言った。また結果を恐れ困難から逃げようとすると敵に背中を向けてしまうのと同じで、すでに戦いに敗れたことと同じだ。克服しようと立ち向かって努力してこそ必ず良い結果が生まれるとも言った。
いつの世も、自分のやりたいことだけをすることは楽しいだろうが、人生そんなに甘くない。困難に立ち向かってこそいろいろな楽しみにも巡り合い、自分も成長すると思うが、なかなかむずかしい。
今年一年のご愛読、誠にありがとうございました。来る年も「常に謙虚に」をモットーに皆様方からのさまざまなアドバイスをお待ちしておりますので、よろしくお願いいたします。（令和元年十二月二十九日）
粘り強い団結力が自信と責任と誇りにつながる。
「にぎりめしとおかゆの理論」
「にぎりめし」は米粒の固まりで、その米粒は団結力の固まりのようである。反対に「おかゆ」は茶碗の中で流れてしまうから「団結力」がない。
戦国の世、戦で「おかゆ」は組織の中で自分の意思がなく、人の言いなりで積極性もない。「にぎりめし」は積極性があり組織に属し、握られた米粒ひとつひとつが団結力を持ち自身と責任と誇りを持って、お互い力を合わせて敵に突進する。ようするに組織の一員となって、「にぎりめし」のような固まらなければ敵に勝つことはできないと秀吉は言った。
いつの世も、部下が組織の中で好き勝手なことをしていると「おかゆ」のように流れてまとまらなくなりうまくいかない。「にぎりめし」のように握られているということは、組織の中でルールを守り、本当のチームワークにつながり、会社の繁栄につながるような気がするが、なかなかむずかしい。
