戦国新報
 
 

平成27年 後期
【 H27.8.23】

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愛嬌のある人は好かれる

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 愛嬌のない人は三日で飽きられるという言葉がある。愛嬌のある人とない人とではかなりの違いがある。もちろん女性と男性とでは多少の違いがあるが、愛嬌は人を引き付ける魅力があると思うが…。
 戦国の世、信長の配下の武将たちの中で一番愛嬌のあった武将は秀吉であった。笑顔で知恵があり「人たらし」で、人を引き付ける明るい魅力が、信長から「サル」と呼ばれ一番かわいがられた。
 また官兵衛しかり、多くの配下の武将たちは秀吉の愛嬌に惹かれて部下になったと言われている。農民出身の秀吉が天下を取れたのも、この愛嬌によるところが大きかったと思う。

 

いつの世も、いくら能力があっても愛嬌のない人はダメだという人もいる。朝の出勤に大きな声でにこやかな笑顔のあいさつは当たり前だと思うが、その当たり前が、人の性格によってかなりの違いがある。笑顔のある明るいあいさつ、返事、礼儀が、人を引き付ける最高の魅力だと思うが、なかなかむずかしい(平成二十七年八月二十三日)  

 

【文:高田 金道】