戦国新報
 
 

平成27年 前期
【 H27.4.26】

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チャンスのノックに耳を傾ける

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 人はつい、この仕事は「明日やろうかな」とか「来週でもいいだろう」というように物事の決断を先延ばしにする人もいる。だが、自分個人だけの予定であれば、先延ばしもいいが、組織の中でのことではそうはいかないと思うのだが…。

 戦国の世、チャンスというものは、自分の都合を待っていてくれるほど寛容ではない。突然訪れるチャンスにどうするか心を決めかねてためらっているうちにすぐに消え去る。二度と目の前には現れてこないものだと、官兵衛は部下達に言った。そしてチャンスが来たら常に早急 に行動する事だ。そうでないと勝てる戦にも負けてしまうとも言った。

 いつの世も、チャンスがドアをノックした時、それを「モノ」にするためには常日頃からアクションを起こせる準備をしておくことだと思うが、なかなかむずかしい。(平成二十七年四月二十六日)


【文:高田 金道】