戦国新報
 
 

平成27年 前期
【 H27.2.8】

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人生は「決断」の積み重ね

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 誰でも何らかの「決断」をしながら生きていかなければならないと思う。簡単に言えば、何を食べるか、何を着るか、高校や大学の進路、就職と、人生の岐路はほぼ「決断」次第だ。

 戦国の世、「決断・行動・実行・結果」の繰り返しが人生だ。「決断」をしなければ何も変わらない。毎日何らかの「決断」し、どういう行動するか。その結果を自分がどのように活かしてきたのかが、できる人間の違いだと官兵衛は部下達に言った。秀吉の天下取りの大バクチ「中国大返し」も官兵衛の「決断・行動・実行」によって、天下取りの第一歩として山崎の合戦で光秀を破るという結果であった。

 いつの世も、「決断」と聞くと「ああ大変だ」と頭を抱えてしまう人もいる。だが「決断」には人生を大きく変える「決断」もあれば、小さな「決断」もある。見方を変えて見る事で、意外に「ヤル気」を持つことによって、簡単に「決断」することができると思う。だから「決断」を先延ばしせずに、すぐに行動を起こすことが大事だが、なかなかむずかしい。(平成二十七年二月八日)


【文:高田 金道】